【映画】 花束みたいな恋をした

お久しぶりです。結局日が空いてしまいますね・・・

 

さて、私今週よりERローテとなりました。

 

この時期でようやくERローテとは再遅ですね。。。

こんなんだから大学は研修医が集まらないうえ質も悪いのですかね。。

と愚痴を言う前に、自分でなんとか成したいものです。

 

三次救急ということもあり、重症少なめの症例の日々ですが、一例一例大切に学んでいきたいです。

 

とまぁ殺伐とした日々から抜け出し、甘い世界に浸るために表題の映画を見てきました。

 

 

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「花束みたいな恋をした」 

主演 有村架純菅田将暉 

監督 土井祐泰

脚本 坂本裕二

 

土井監督の作品は思い入れのある作品ばかりで今回も見ずにはいられないわけですよね。主演がアリカスってのがポイント。大好きです。ええ。あの涙袋とか。

 

あらすじ(前半少しだけ)

大学生同士の麦(すだまさき)と絹(ありかす)が、同じ終電を逃したことをきっかけに出会います。

他の人にはない二人だけの共通点に気づいてだんだんと惹かれ遭い、交際スタート。

一緒に暮らし始めてからも、絵を描くことが好きな麦はWeb上でデザインを描く仕事を、絹は歯科クリニックで事務の仕事をします。

 

 

しかし薄給になっていく麦は、だんだんと周囲の人物が社会で活躍するようになる中で不安を感じ、生活を安定させるためにと営業の仕事に転職します。かつて絹が好きと言ってくれた「絵描き」を捨て、生活のためにと日々仕事に明け暮れます。

以前なら絹と一緒に楽しんでいた映画も、小説の話も、絵を描くことも、今の麦にとってはどこかに忘れ去ったかのようで、徐々に絹との心の距離も離れていくわけです。

絹との生活のためにと仕事をしているのにもかかわらず、ここから歯車が狂い始めるのですね。。。

 

その後の展開は皆さんの目で見ていただくことにしましょう。

(私的には想像のラストとは違った展開で、え!?となりました。)

 

批評(ネタバレあり)

この映画では大学生から始まった男女の5年の交際を切り取ったものですが、自分に当てはまるところが多すぎて、見ていて他人事とは思えませんでしたね笑

 

この映画の本題は違うところにあるのですが、私には恋心の変化が大きく心に残りました。

 

麦は絹に向かって「最初と同じ恋愛感情でいるなんて無理だよ」「お互いに恋愛感情がなくたって生活している家族なんてたくさんいる」と。対して絹は「そうやってまたハードルを下げるの?」と。

 

地球上の人々は、はたしてどのくらい出会った頃の恋愛感情を持ち続けて、そして結婚して一緒にいるのでしょうか。だれかなんとかして調べてほしい。笑

 

今の社会では

血のつながった両親兄弟と暮らす20年弱よりも、

血のつながっていない、本来他人の結婚相手と暮らす50年の方がはるかに長いです。

 

 

だけどもです。

家族への思いは何年経ても色褪せないどころか、むしろ年々大切さが増していくのに、どうしてパートナーへの想いは必ずしもそうなるとは限らないのかと不思議に感じます。

 

血縁だけの問題なのでしょうか。(中には離縁するケースもありますが、、、)

両親は普段一緒に居ないからこそ大切に思うのでしょうか。

 

 

結婚相手にしても、まして家族同士でも人間100%分かり合うなんて不可能ですよね。だからこそ話し合うことが、一緒にいることに意味があるのでしょう。

他人と出会って、暮らして、子供も生まれて、、そういう風にして多様な個体が生まれなければとっくに人間は滅びています。

 

 

(他人にはない多くの共通点から深く惹かれ遭った二人も、最終的には恋愛観、価値観の違いから軋轢が生じ破局してしまう結末。。。辛すぎました。。。)

 

 

他人同士が家族になるのは大変な努力が必要なんだと、改めて感じた一本でした。

 

無理やりまとめましたがこの辺で笑

では!